電子コミックのメリットとデメリット

近年紙媒体に替わって電子コミックが広がりをみせています。
まずメリットについて書いていきたいと思います。

紙と違い場所をとらないというのが最大のメリットだと思います。
本棚の容量を気にすることなく購入できるというのは、狭い部屋に限られたものしか置けない人にはありがたいことです。
紙というのは日に焼ければ色も変色しますし、破けもします。
そういった保存に関する問題もクリアにしてくれます。

二つ目は印刷代がかからないということです。
よって紙媒体よりも安い値段でダウンロードできることも多く、お財布にも優しいです。
また、作家さんや編集・運営する方達の努力次第では色々な工夫を施せます。
モノクロよりもカラーのほうが印刷費は高いですが、電子コミックではその心配がないため着色ありの作品もたくさん楽しむ事ができます。

三つ目は紙媒体で作られた単行本作品を電子コミックにした場合、見開きページを綺麗に読むことができる点です。
分厚い平とじの本だと開いたページによっては上手く見ることができなかった部分がストレスなく読めます。

こうしたいい面もたくさんある電子コミックですが、次はデメリットを書いていきます。

ダウンロードして読む場合、データを紛失とハードが壊れる事が一番怖い事です。
パソコンやスマートフォンなどの場合、本体自体が壊れてしまえば新しいものを買うまで読めないのです。
一瞬にして本棚一つ丸々駄目にするという様な事も起きるのが電子データなのです。

二つ目は紙特有のよさが出せない点です。
紙で作る場合の質感による手触りが電子には出せないのです。
コストはかかりますが、紙をエンボス加工やニス等でコーティングすることによって作品の世界観を表現できます。
紙表紙のカバーや帯を外すことによって、何があるのかというワクワク感は紙の本ならではのものです。
コレクション欲求を満たしてくれるのは紙のほうではないでしょうか。

今まで長い年月紙媒体だったコミックが電子化され、シェアが100に近づくほど製紙業界や印刷業界、紙の発行物しか扱わない出版社はダメージを受ける事になります。
このまま上手く共存するのか、それともレコードがCDに変わった時のような状況になってしまうのか、これからが気になるところです。